ニンコレブログ

主に遊戯王を中心としたトレーディングカードに関する紹介ブログです。

今日のカード紹介 遊戯王 魔術師の再演

こんにちはこんばんは。人仁です。

 

今回は遊戯王から、コレクター目線ではなくプレイヤー目線で最近気に入っているカード、「魔術師の再演」の紹介です。

 

f:id:ninjincollector:20180701091549j:plain

「魔術師の再演」

永続魔法
(1):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、
自分の墓地のレベル3以下の魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「魔術師の再演」以外の「魔術師」永続魔法カード1枚を手札に加える。

 

下級魔法使い族専用の蘇生カード且つ、墓地に送られたら「魔術師」永続魔法のサーチができます。

前半の効果は場にあるときに1度きりで、出せるモンスターもレベル3以下の魔法使い族限定ですが、出したモンスターは効果が無効にならず完全蘇生です。しかもコストは無し。リビングデッドの呼び声のように、このカードが場を離れたら破壊されることもありません。魔法カードなので自分のターンに即使えるのもうまみですね。

後半の効果はどこから墓地に行っても発動できます。サーチ先は現在「魔術師の右手」「魔術師の左手」の2種。それぞれ魔法と罠を無効にできるシンプルながら強力な効果を持っていますので、ピンポイントでそれらのカードをサーチされるのは、相手にとって厄介極まりないでしょう。

総じてデメリットらしいデメリットがなく、さすが9期最後のパック「マキシマム・クライシス」で出たカードと言えます。

 

さて、私がこのカードを気に入っている理由は、前半の効果にあります。これも9期末期に生まれたカードたる所以なのか、この効果にはターン1制限が付いていません。仮に手札に再演を3枚握っていたら、1枚につき1体下級魔法使い族を蘇生することが出来ます。また、バウンスしてしまえば繰り返し効果を使用することも出来ます。

 

1ターンに何度も蘇生が可能。展開大好きな私は、そこに惹かれました。現在、このカードを主軸としたデッキの考案をしている真っ最中でもあります。

 

 以下、私が「魔術師の再演」と相性がいいと思ったカードを紹介します。

 

f:id:ninjincollector:20180701131744j:plain

「氷結界の虎王 ドゥローレン」

言わずと知れたループの常連カード。自分フィールドの表側のカードを戻して自身の攻撃力をアップさせる効果を持っています。

このカードで再演を戻すことで、自身の攻撃力アップと同時に再演の再度発動をすることが出来ます。一切無駄がありません。ドゥローレン自体も、未使用の再演が2枚と、墓地にレベル3魔法使い族のチューナーとレベル3水属性魔法使い族がいれば作れてしまいます。

 

①再演2枚でドゥローレン→②ドゥローレンで再演をバウンス→③再び再演発動。

 

この流れだけで1ターンに4回も再演の効果を使っています。インチキ臭い。また、通常召喚を行っていないので、あらかじめ通常召喚を使ってリンクマーカーを用意しておけば、ドゥローレン+レベル6シンクロorランク3orリンク2を立たせることが出来ます。

無理に戻した再演をそのターン中に発動しなくても、手札に残しておけば相手に破壊されることなく、次のターンに備えることも出来ます。ドゥローレンは現在制限カードなので、やられてしまえば再演があっても次のターンに同じ動きをすることは難しいですが、「貪欲な壺」等でEXデッキに戻せば再度再現することは可能です。

 

 

f:id:ninjincollector:20180701132025j:plain

「A・O・J サイクロン・クリエイター」

残念な効果を持つカードが多いA・O・Jテーマで、珍しく汎用性に優れたカード。手札1枚を捨てることで、場のチューナーの数まで魔法・罠カードをバウンス出来ます。自身がチューナーなので、最低でも1枚はバウンスすることが可能ですね。

ドゥローレンと違い戻す枚数に条件付きで、且つ手札コストが必要なので若干使いづらいですが、こちらはシンクロする必要がないため簡単に場に出せます。メインデッキに採用できる自分の魔法・罠カードのバウンス効果持ちのカードはあまり多くなく、このカードはその少ない中でもかなり使い勝手が良いカードです。

また、このカードと再演を使って、結果的にドゥローレンに繋げることも。

 

①サイクロンクリエイター召喚→②再演発動。レベル3水属性魔法使い族蘇生→③サイクロンクリエイター効果。再演バウンス→④2体でドゥローレン→⑤再演発動。魔法使い族蘇生→⑥ドゥローレン効果。再演バウンス→⑦再演発動、魔法使い族蘇生。

 

この流れならば1枚の再演を最大3回使いまわせます。お得ですね。複数枚あればさらにややこしいことになります。さらに⑥の時に、再演だけでなく⑤で蘇生させた魔法使い族を手札に戻すことも、戦術としてはありです。汎用手札誘発の「エフェクト・ヴェーラー」を戻せば、相手にプレッシャーを与えることもできますね。

 

 

f:id:ninjincollector:20180701132311j:plain

「レモンマジシャンガール」

1ターンに1度、レモン以外のマジシャンガールをリリースして、デッキから魔法使い族をサーチできるカード。魔法使い族なら何でもいいので、サーチ先はかなり範囲が広いです。ただ、マジシャンガールは自分から積極的に場に展開するテーマではないので、レモン+別のマジシャンガールを並べるのは意外と難しい。

でも、再演なら簡単です。レベル2である「レモン・マジシャンガール」はもちろんのこと、レベル1の「ベリー・マジシャンガール」、レベル3の「アップルマジシャンガール」も蘇生でき、通常召喚と合わせるだけでも2体並べることは容易です。再演が2枚あればレモン+ベリーorアップルを蘇生することで、通常召喚を行わずレモンの効果を使うことも。おすすめのサーチ先は場に残ったレモンを有効活用できる「沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン」「ブリザード・プリンセス」などですね。

マジシャンガールデッキだけではなく、再演を採用した魔法使い族主体のデッキに、レモンとベリーを出張させるだけでも、活躍が期待できます。先に紹介したドゥローレンやサイクロンクリエイターでの再演繰り返し使用時の中で蘇生して、展開ではなく後続のサーチ手段として使用するのも面白いかもしれません。

 

 

f:id:ninjincollector:20180701133410j:plain

「セイクリッド・ハワー」

自身をリリースして手札か墓地のセイクリッドを特殊召喚できます。再演はレベル3以下の魔法使い族しか出せませんが、このカードと組み合わせることで各種セイクリッド蘇生カードに早変わりします。セイクリッドには便利なバウンス効果持ちの「セイクリッド・プレアデス」もいるので、再演の再利用も可能。

 

 

f:id:ninjincollector:20180701132543j:plain

「ナイトエンド・ソーサラー

特殊召喚時、相手の墓地のカードを2枚まで除外できます。再演の再利用で繰り返しこのカードを蘇生すれば、相手の墓地を片っ端から除外していくことが出来ます。チューナーなので、シンクロを重ねることで場から墓地に送ることも容易。

 

 

f:id:ninjincollector:20180701132608j:plain

「番猫-ウォッチキャット」

自分フィールドにモンスターがいなければ手札から特殊召喚でき、エンドフェイズに自身を除外することでデッキから永続魔法カードを場にセットできます。

専用サーチのない再演を持ってこられます。エンドフェイズなのでそのターンには使えず、且つ場にセットなので割られる可能性がありますが、最悪割られても右手か左手に繋がるので枚数的には損はしません。便利。

 

 

f:id:ninjincollector:20180701132704j:plain

 「暗躍のドルイド・ウィド」

場から墓地に行くと、墓地の永続魔法カードを場にセットできます。しかしそのターンにセットしたカードを発動することはできません。

墓地に行ってしまった再演を回収できます。場から墓地に行くだけでいいので、シンクロなりリンクなりに使えば効果の発動は簡単です。

「召喚僧サモンプリースト」で再演を墓地に送ってこのカードをデッキから特殊召喚し、再演で右手か左手をサーチ。2体でリンク召喚し、墓地に送られたドルイド・ウィドの効果で再演をセットする流れが無駄がないです。

 

 

以上になります。

「魔術師の再演」の利用を考えていると、つくづくターン1制限って大事なんだなあと思います。たとえ場にある限り1度でも、同じカードがあればそれだけ使えてしまうし、バウンスという手段を使えば1枚を何度も使いまわすことが可能ですからね。使っていてもインチキじみているなあと思います。

ある意味このカードも「閃刀姫」に近い性能を持ったカードと言えそうです。まあ、再利用の容易さ、種族関係なくどんなデッキにも入る汎用性の高さを考えれば、閃刀姫の足元にも及ばないのでしょうけどね。改めて奴らはおかしい。

それはさておき、皆さんも「魔術師の再演」使ってみませんか。今回紹介した使い方の他にも、組み合わせ次第で多彩な動きができるトリッキーなカードですよ。

 

それでは。